2014年12月

2014年12月28日

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11月22日に、痰の吸引にショックを起こし心臓が止まったじいさん。
痰の吸引は苦痛の他に窒息死するんじゃないか、って恐怖を伴う。ママちゃんは痰の吸引で錯乱し、じいさんは心臓が止まった。
これだけ医学も医療機器も進歩しているのに、どうにかならねえのか!と思う。
長い管を鼻から口からズルズル何度も出し入れして、原始時代か!と思う。

22日からICUに移りずっと鎮静剤で眠っていたじいさんが今日は起きていた。
ICUの面会時間は昼の1時間と夜の1時間のみ。処置中だったり他の患者がリハビリなどしていると数十分待たされる時もある。 
今日の昼の面会は従姉妹が来ていた。
「叔父さん、わかる?」
かすかに頷くじいさん。
鼻から栄養(食事)を入れていて、時折顔を歪める。
「あ~、苦しいんだわ」と従姉妹。
「頑張って!」と声をかける。パンパンに浮腫んだ注射針だらけの腕を見て「あら~…」と驚きながらも、
「顔色はいいから大丈夫よ」と帰っていった。

面会の時、
私は肺炎に効果があるアロマクリームで出来る箇所をマッサージし、藁にもすがる想いで肺に手をかざす。
気を集中させて手のひらから放つ。
肺炎治れ!
肺のカビ、消えろ!
看護士がいようと構わず気を送り続ける。
頭がちょっとアレとか思われてもいい。

夜の面会。
部屋に入るとじいさんが泣いていた。
本当に辛くて痛くて苦しくて、もうヤダ、って気持ちが伝わる泣き顔。
じいさんは私の前でしか泣かない。
昼の面会では我慢していたんだと思う。
「ごめんね」と私は泣いた。
ポロポロ涙がこぼれてきた。
こんな辛い想いをさせている自分が憎い。謝ることしか出来ない自分が憎い。

気楽に好きなモノ買って食べて、介護ベッドの上でゴロゴロTV見て、医者に行く時はタクシーの運転手にイヤミとか言って、それである時大動脈瘤が破裂して急死。
その方が良かったんじゃないか?と思ってしまう。
せめて22日、測定不能なほど血圧が下がり心臓が弱った時、そのまま眠るように逝ってしまった方が良かったんじゃないか?と…。
眉間にシワを寄せて眉をハの字にして、
気管切開で口も聞けずただ泣くことしかできないじいさんを見ていると、
私は人間として間違っていないか?と思ってしまう。

そんなことを思いながら泣いて家路につき、用事があって実家に戻った。
弟が貼った『迎春』が目に入った。

迎える春。
春。

そうだ、春を迎えなきゃ!
意地でも春を迎えなきゃいけない!

がんばれ、じいさん!
私は他人に対して『がんばれ』と言わない。『可哀想』とも言わない。
だけど、今回は言う!
あんなに可哀想な想いをしてるじいさん、分かってるけど、十分がんばってるけど、
でもがんばれ!
春は、きっとくる!
グズグズしてるなら胸ぐら掴んで引っ張ってこよう!

がんばれ!
がんばれ、じいさん!


Matulikomatulika33 at 20:49│コメント(2)トラックバック(0)

2014年12月25日

じいさん鎮静剤で眠り続けてます。
…の間に肺炎が治ってくれれば!

緊急出動がなければ10時~13時30分までは営業できるので、
なんとか起きて開店します!

インドのスナック菓子を味わっていただきたいがため!


    ※各350円

酒のつまみにぴったり!
紅白見ながら、
お正月の酒の共に、

是非!!



Matulikomatulika33 at 17:25│コメント(4)トラックバック(0)

2014年12月24日

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Matulikomatulika33 at 16:25│コメント(0)トラックバック(0)

2014年12月22日

真菌性肺炎…
カビがすごい勢いで増えてます。
新薬が効けば命は助かるかもしれないけれど、とても難しい状態です。

助けてください。


Matulikomatulika33 at 16:44│コメント(2)トラックバック(0)

2014年12月12日

お陰様でじいさん(父親)は少しずつ少しずつですが回復しています。
皆様に足を向けて寝られないので立って就寝、どーもマツリ子です。
嘘です。

微熱の原因が未だ検査中だったり、今日は軽い肺炎をおこして酸素マスクだったが、
大動脈瘤破裂寸前、今即死してもおかしくない状態からの緊急手術→開胸したらさらに深刻な状態→9時間半の大手術…
その後、一度は心臓が止まりICUにて緊急開胸→2度目の手術は4時間半…。

77歳のご老体でよくぞここまで回復してくれた!
(`・ω・´)/

でもね。
豆腐並みのメンタルだから安定剤は欠かさずに、と何度も言ったのに術後1週間たってから安定剤投与。
錯乱してからの投与…

お世話になっている病院に文句はないし、担当医も親切によく話をしてくれる。
だけど、安定剤1種類だけの投与で、もう1種類の安定剤を忘れていたことが今日判明。
じいさんに「コワい?」と聞いたら頷いた。
「不安?だよね?」
泣きそうな顔で頷いた。
そして安定剤について確認したら投与を忘れていたのだ。

身体的には毎日少しずつ回復はしている。
面会の度、担当医が嬉しそうに聞いていた、
「どうですか?」。

外科医はもちろん、内科医も数値しか見ていない。
血圧、脈拍、体温、血液検査の結果。

数字だけ見て満足気だが、
生きた屍のようなじいさんがそこにいる。
表情を変えず、瞬きもせず、目の下に大きなクマを作った精神病患者がそこにいる。

金町で私が頼りにしている内科医さえ、
「外科・内科と精神科医とは真逆にいるから。彼らの考えは理解出来ない」と言い捨てた。

病気。
『病』と『気(精神)』。

もっと歩み寄ろうよ。
どちらが欠けても『健康』とは言わない、って中学1年の最初の保健体育の授業で習ったじゃんか。

全員が全員とは言わないが、外科医・内科医はメンタル面を軽視し過ぎていると思う。

先日、脇の下にある傷を外科医に診せたら、生肉をピンセットでグリグリしやがって、思わず
「いっ…って!!」
と声を上げたら
「えっ?(・∀・)」。
生鼻毛、抜いてやろうかと思った。

まぁ、私の場合は生鼻毛くらいで済む話だが、
不安が大きくなりすぎて二度と正気に戻れなくなる人もいるんだよ。
不安から血圧が200以上まで上がって死にかけたのはうちのママちゃんだよ。

数字だけを当てにせず、相手の気持ちを推し量る想像力を養って、医療現場がもっと質的に向上することを祈る今日この頃…。


そしてお香屋マツリ子、
この1年はアロマのクリームばかり作っていた。
今日はじいさんに『鬱病ランクAA』のクリームを作り、ICU内でこっそり手足のマッサージをしてきた。
手も足も、もちろん鬱のツボを指圧。
じいさん安心して寝てしまいそうになる。が、その度、頭をブンブン振って目を覚ましていた。
きっと寝たらもう二度と起きられない、そんな恐怖があるのだろう。

寝ちゃってもいいんだよ。
寝ちゃっても大丈夫だよ。

そう囁いたら少しだけ穏やかな顔になり寝てしまいましたとさ。
めでたし、めでたし
(○´∀`○)


PS:と言ってもまだICU。
  気は抜けない!


Matulikomatulika33 at 01:49│コメント(2)トラックバック(0)