2018年09月
2018年09月29日
チャーミーが来るからお休みします、って訳じゃないのデス。
芸術の秋
吹奏楽コンサートに行ってきやす!
明日の予報を見たら台風ど真ん中みたいになっているのですが、晴れ女なのできっと大丈夫
で、急に寒くなった数日前、衣料品の入れ替えをし、寝かせておいた熟成衣料を出してきました!
熟成衣料の何がうまいか、といったら、
季節外れに仕入れているので安く出せます。お買得~
そしてそして!
気づいたモノからお値段見直ししとりやす!
3,000円だって超安かったのですが、こちらのベスト、少し細身。
という訳で半額になっちゃいました!
お年を召されたお洒落なご婦人へのプレゼントとか、どうかしら?
腰まですっぽりあったかいし
2018年09月27日
先日エホバの証人が訪ねてきて、
『夫にかける言葉、妻にかける言葉』
みたいな冊子を出し、
「良い話が書いてあります、良かったら」
という。
夫もいなけりゃ妻でもねー。
丁重にお断りした、どーもマツリ子です。
うちに来るなら1時間の説教を覚悟して来やがれ。
いま、福島の男友達が脳内出血で入院している。48歳。年男。
年男は厄年と変わらないから、今年のわんこのカレンダー『生命の樹』を去年末に送っといたのだけど。
脳内出血なんて聞くと素人はビビるしかないのだが、血圧のコントロールで社会復帰できるモノも多く、友達もそんな治療を続けている。
去年の夏に遊びに行き、
なんだかあまり興味もなければ、友達もざっくりしか知らない徳川の誰だかの神社に連れていかれ、
その後は誘拐されそうなほど車を走らせ超うまい回転寿司をごちそうになり、
夕日を見ながら山道をのぼり、ひかれたタヌキの死骸を避けて山の上の温泉へ。
露天風呂は誰もいなくて、心地よい人肌湯で、あーここ(風呂内!)で1泊してえ~
と思ったほど。
ビジネスホテルに送ってもらい、翌日は那須の千本松牧場、アジアンバザール、他に雑貨屋もまわり、
帰りは黒磯まで送ってくれた。
ちょうど黒磯から通勤快速あたりの上野行きがあり、別れの挨拶も「じゃね、ありがと!」くらいで、走って電車に飛び乗ったっけ。
楽しい2日間だった。
地球の歴史の、僕らはほんの一瞬。
いつだかそんな記事も書いたのだが、そのライン相手も彼だ。
くだらない話から、政治や戦争や、
お互い暇な(笑)自営業だから、毎日のようにラインしていた。
送ったラインが未読のままで、心配していたら
『脳内出血』とだけ返ってきたのが先週の月曜日。
その3日前くらいまで元気だったのに。
『早く病院来て良かった!』
『ホント良かったよー!』
なんてやっていたのが、
『車イスになるかもしれない』
になり、
昨日かな?
『腎臓も病気らしい』と。
車屋さんで、塗装をするから=シンナー。
肝臓も悪いらしい。
『肝臓に腎臓にアタマも悪い (笑) 』
『生活すべて見直さなきゃ。仕事も変えるかも』
言葉を選び選び、希望を返すと、
一人娘に『何も残せないなぁ』って。
娘さんは19歳で、専門学校に通っている。
『それも通えなくなる』
『金かかるしなぁ』
私は親ではないけれど、マッシュ店長を娘のように育てたから、
マッシュを残して自分が先に逝くなら、やはり何かを残してあげたいと思う。
3食昼寝付きで、楽して生きていける方法。淋しくなく、たくさんの良い友達に恵まれますように。
とか。
友達の
『(娘に) 何も残せないなぁ』
を見て、涙が出た。
改めて親の思いがありがたい。
で、
そこで思い出したのが、
25年前にもなる、ビートたけしが主演したドラマ。
それは1985年に川崎市で実際に起こった事件で、小学5年生の男児が自転車でダンプカーと接触、市内の病院に救急搬送された。
が、エホバの証人を信仰する家庭ゆえ、輸血を拒否。
結局男児は出血多量で亡くなった。
そんな親っている!?
宗教がなんぼのもんじゃい!
そう憤慨した24歳だったマツリ子同様、『子供を見殺しにした!』と、事件当時、世論は非難の声でいっぱいだったそう。
たけし演じる父親は、大手スーパーに勤務していた。やりがいを感じていたが、働きづめの日々に小学生の長女が反発し、そこで初めて疑問を抱く。
本社の売り上げ至上主義に嫌気が差し、ついには退職。
エホバの証人と出会ったのはその後だ。
ドラマでは、
病院に乗りこんできた警官が
「信仰が人間の命より大事なのか!」
と叫んだのに対し、整形外科部長が
「人間は信仰のために死にもすれば殺しもするんですよ! いま世界中で、宗教の違いからどれだけの紛争や戦争が起きているか知っているのか!」
と言い返す。
この整形外科部長のモデルは病院の理事長らしい。
理事長もまたカトリック信者であり、
《どんな宗教であっても、自分が大事にしてると同じように、他の人達も大事にしている。だから、相手を尊重したいっていう気持ちがあった》
と、後の取材に対し語っている。
マッシュが亡くなる時、
この子が助かるなら外道に成り下がってもいい。
世界中からバッシングを受ける凶悪犯になってもいい。
そう思った。
助かる可能性のある命を、
輸血したら楽園で暮らせなくなる
とか、
他の信者を裏切ることになる
とか、
そもそも葛藤がある時点でおまえダメ!
って思う。
男児が亡くなった後、
楽園でまた一緒に暮らせる
という思いで、
一家はそれほど落ち込まずに済んだとか何とか。
楽園てなに?
見せてよ。
仏教にしても、
すべての説法は命ある人間が生きやすく、死に怯えることなく、って、
そんな思いやりからあるのだろう、と私は思っている。
その『生きる術』と我が子の命、秤にかける方がおかしい。
まず生きてなきゃ。
の上での『生きる術』じゃないの?
ドラマ内での部長のセリフ、
『人間は信仰のために死にもすれば殺しもするんですよ! いま世界中で、宗教の違いからどれだけの紛争や戦争が起きているか知っているのか!』
知ってるさ。
それが善か悪かと問われたら、確実に善ではないだろ。
相手の宗教も尊敬する、って、
それは必要。
けど、命が大事。四の五の言わず、屁理屈考えず、命がいちばん大事。
だいたいさ、
有名なチェーン店でバリバリ働いて、子供の言動で今までの生き方に疑問を抱いたのなら、
それが自分の教典にはならないですか?
マツリカが金町にあった頃、何度かキリスト教あたりが冊子を持ってきた。
1時間は説教をし、帰らせた。
私は私の人生、
ツラかったこと、悲しかったこと、悔しかったこと、
楽しかったこと、嬉しかったこと、
歩んできたすべてが私の教典なんです。
いわば『自分教』です。
ざっくり言うとそんな内容。
宗教にすがらなくとも、
あなたが歩んできた時間はとても貴重で立派なモノだから、
日々それを教典に、日々1ページづつ増やし、
そうして出来たぶっとい足場は、しっかりと頼もしく、常に自分を救ってくれる。
何が大切か、教えてくれる。
福島の友達が回復に向かうよう、ずっと祈っている。
もしかしたらまた出血するかもしれない毎日の中、娘の心配ばかりしている優しくて強い人です。
この記事を読んだ方にも、一緒に祈ってもらえたら、と思う。
人の念て、すごいんだよね。
それを私は信じて疑わない。
マッシュ店長の時に、教典に足されたページです。
2018年09月23日
人を見る目があるとか ないとか、
お値段も可愛らしいし、皆様是非是非!
よく言いますが、
あれアテになんないね。
その人のどこを見て評価してるのか、それは各々だから。
「さすが見る目がある、社長に出世したってよ!」
なんて言われても、
「社長ってなに? えらいの?」
そんな価値観、どーもマツリ子です。
だって重要なのはその後だし。
で、
私から見て我が弟はまったく人を見る目がありません。あいつは何を見てんだか、ぶちぶち。
去年仕入れたアースカラーのゆったりトップス。すごく気に入ってたくさん仕入れました。
が、2番と3番が1枚も売れていない。
という訳で3番を着ちゃいました!
上のモデルさんは普通の人間。
一方マツリ子は4Lsizeのおデブちゃん。
どちらもかわゆい
『見る目』同様、見方によってみんなGOOD
肘が隠れる長めの袖なので、
やっぱり秋にオススメ。
しかも2番。
濃い茶色がなんとも秋らしいです
お値段も可愛らしいし、皆様是非是非!
マツリカ花壇のこれ 狂い咲き!
好きな花だからいいのですが、去年に比べてずいぶん増えたなぁ。
明日はお休み。
なんか赤い字になってて、皆さんは3連休なんでしょうね。
うちは月曜日はお休みです。
あ、あと9月30日(日)も都合によりお休みいただきます。
(~10/1 連休)
2018年09月21日
4年前の今日、あねごは旅立ちました。
4年前、どんな記事を書いたかな?って確認して、またむせび泣く。
あの日、娘ちゃんから訃報を聞いた後、店の奥で声をあげて泣きました。
店は3日、休みました。
あねごは、実の姉よりも姉らしく、頼りになるし物事のあれこれをたくさん教えてくれた。
あったかい女性だった。
大好きだった。
マッシュ店長がお星様になった後、たまに誰とも口を聞きたくない日があった。
目が覚めて、営業するか否かは、
あねごを思い浮かべる。
あねごとも話せない、と思った日はお休みしてた。
故意に人を傷つけるより、
知らずに傷つける方が質が悪い。
それもあねごに教わったこと。
80歳になってもマツリカやってね。
杖ついてボケたこと言いながらお茶飲もう。
そう言ってにっこり笑ってくれた。
その言葉に、笑顔に、何度救われたか。
なのに私はあねごを救えなかった。
1人で逝かせてしまったのは、私の罪。一生背負う十字架。
同業の先輩にそんな話をした時、先輩は言いました。
「マツリカさんね、誰にも何も告げずに逝ってしまうというのは、これひどく失礼な話なんですよ」。
その言葉がずっと引っ掛かっていた。
礼儀を大切にしていたあねご。
失礼って、
あねごがいちばん嫌うこと。
けど、
今年に入ってふと気づいた。
亡くなる2日前かな。
『もう死にたい』
そんなメールをもらい、あわてて呼び出すと、
あねごはマツリカに来てくれた。
話を聞き、なんとなくの解決法を提案すると、
「そうだね!」って笑ってくれた。
ちょうど入院中だったじいさんの為に作った卵焼きがあって、
「じいさん、卵焼きは嫌いだ、って返されちゃって。良かったら食べます?」
「マツリカの卵焼き、美味しいんだよね」
そう言って全部平らげてくれた。
大丈夫!
そう思った。
大丈夫と判断した自分をずっと呪ってきたけれど、
もしかしたらあねごは、
サヨナラを言いに来てくれたのかもしれない。
最後にうちに来てくれて、いつものにっこり笑顔で、
さようなら。
きっとそうなんだよ、って、最近思うようになった。
20代半ばだった娘ちゃん。
1人でお祖母ちゃんの介護をしながら、今年30歳になった。
たまにマツリカに来てくれる。
何でもよく知っている。物事のホントのところから動物の生態まで。
あの時二十歳そこそこで喪主をつとめた弟くん。
修学旅行がたしか沖縄だった。
「ココナッツを割ったドリンクが飲みたい。ココナッツにストローさして」
そんな夢を抱いているのよ、ココナッツなんてうすら甘くて、冷やしてないから温いのに。
まぁでもそれも体験だ、飲んでこい!
そんな風にニコニコしていたあねごだから、
きっと、母として教えるべきは、全部教えて旅立ったんだな。
娘ちゃんを見ているとそう思う。
にしてもさ。
ツラい時、悲しい時、なんだか1人でつまらない時、
なんであねごいないのかな?って、
なんで1人で先に逝っちゃったのかな?って、
頭の弱い子のようにぼんやり不思議に思ってしまう。
話したいこと、たくさんある。
あねごが好きそうな商品もたくさん仕入れてる。
なんでいないのかな。
「マツリカ、無理すんな」
それが口癖だったあねご。
自分はあれもこれも全部背負いこんで、無理して体も壊して、
だから私に「無理すんな」って言ったんだ。
だから人は、
亡くなった人の分も幸せに、
って言うのか。
あねごの思い、大事にします。
今日は冷たい雨だから、奥のソファーでゆっくりほうじ茶オレでも飲もう。