2018年10月03日
お向かいの女の子が9月で4歳になった。
9月生まれとは聞いていたので、間に合うようにハートのピンキーリングを細工してケースに入れて用意していたのだが、
雨だったり台風だったりで女の子となかなか会えず、昨日やっとプレゼントを渡せた。
指輪をはめ、ママと一緒に改めてお礼に来てくれた時、
「大きくなったからぴったり~」って喜んでいたことをママから聞き、
そうか、と思い出したことがある。
なかなかに変わった子供だったと自分では思っていたマツリ子なのだが、
うーん…
まだ姉が痩せていたから、5歳?
となると私は3歳。
早生まれの姉は6歳で小学生に。
給食が口に合い、どんどん丸く太っていった。
ちなみに、
ちょっと天然入ったうちの兄弟、中でもひどいのが姉で、入学してからの視力検査で、黒い丸がついた棒を開いてる目の方にかざして「見えませ~ん」と言っていたそう。
ママちゃんが大笑いしてたっけ。
ANEの『A』、サザエさん風
もとへ。
3歳の頃の遠い記憶の中、同じ私道内のお宅に同じくらいの子供たちが集まりよく遊んでいた。
といっても遊びの輪に入れるのは5歳の姉がギリ。3歳はぼんやりみんなを見ていたり、途中で自宅へ戻り、庭のブランコに乗っていたり。
そのお宅の女の子は、たぶん小学3年生くらいに見えたのだが、水の入ったジョーロをヒョイ、と持ち、
「ねえ、これでさぁ、…あ、やめた、やっぱりこれにする!」
とか何とか。
遊ぶ道具としてジョーロを選び、気が変わって違う何かで遊び始めた。
女の子が軽々持ち上げたジョーロに近づき、手にしてみた。
びくともしない。
両手を使ったが、中に入っている水が揺れた程度。
なんで持てないの? でも持てる気がしない。とんでもなく重い。
くそっ。
悔しかったことを覚えている。
あの頃、ぞうさんの耳のついた長靴ばかり履いていた3歳児は、確実に
「早く大きくなりたい!」
そう思っていた。
洗面台の脇にはいつもじいさんがしぼった濡れタオルが、しぼった形のまま置いてあり、
それをほどいて自分でしぼり直しても水気はまったく無く、
すごい!
こんなカッチンコッチンにしぼりたい!
「私だって!」って、毎日毎日タオルを濡らしてはしぼり、変な格好をして顔まで曲げて力の限りしぼり、
まだカッチンコッチンにならない、くそっ!
なんてやっていたから、小6の体力測定では握力が36キロありました
早く大きくなりたい!
大人になんか負けない!
気づけばそんな風に思っていた幼児時代。
が、
10歳を過ぎてからは、
二十歳になったら死のう、大人はつまんないし、もうお婆ちゃんだし。
極端だよ!!(笑)
で今、
あと半年で50代に突入する。
重力に完敗した40歳、体力の低下を思い知った45歳、朝起きるのに出動前のガンダムみたいになった47歳、歩けなくなる恐怖に怯える49歳←でも歩くの億劫。
若さっていいな。
なんて思うのだ。
変り者と思ってきたけれど、意外と人並み。
池袋の美容院で洒落乙メンズに髪を切ってもらい、途端に元気になっちゃった、
そう、私は普通のおばちゃん。
お気に入りの髪型でハンチングを被ってみる、おばちゃん、
口角あげてニッコリしていないと、宍戸錠みたいに垂れ下がる。
くわばらくわばら、どーもマツリ子でした!