2021年03月01日

もうバンズいらない。
お腹いっぱい。

(※ただいま前回記事‌ の数時間後)



石崎ひゅーいが好きだ。

石崎ひゅーいを初めて知ったのは日曜夜の『関ジャム』という音楽番組。
たしかセルフカバー特集で、菅田将暉の『さよならエレジー』が石崎ひゅーいの作品で、
セルフカバーしたライブの映像が流れた。

いや、しびれたね。
長州力風に言うなら『飛ぶぞ』だ。


弟は私の歌を「破滅的」と笑う。
本気歌いは話す時や弾き語りとは違う声なので、
「どんな感じ?」
と聞かれた時、

「んー…… 破滅的?」

弟の表現を借りてそう答えるのだが、

「破滅的?」

「うん、……破滅的?」

「破滅的……??」

「……破滅的」

分かってもらえない。

石崎ひゅーいみたいな感じ。
これからはそう答えようと思う。
声の悪い石崎ひゅーい、だ。
あ、
声が悪くて呪いがかった石崎ひゅーい!

よし、完璧!


https://youtu.be/5A0NnEZeXEY


↑↑↑↑↑
長押しして『Chrome』で開けるかな?
石崎ひゅーいの弾き語り動画なのだが、めんどくさい方用にスクショを貼ろう。

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『花瓶の花』って曲なのだが、
曲も大好きだけど、

この姿‌  猫背



私はかなり年季の入った猫背で、それを接骨院あたりで指摘される度、

「小学生の頃から身長変わらなくて、友達の話が聞こえなかったから」

と答えていた。
それは嘘ではなくて、仲良くしていたのが学年一 背の低い子だったから、
聞こえねえな
って時期は本当にあった。
聞こえなくて「えっ?」って耳を近づけていた。

がしかし!

実はね、
毎月買っていた少女漫画雑誌にたまにバンドの話があって、
そこに出てくるドラマーあたりのシルエットが石崎ひゅーいみたいな猫背だったんだわ。

かーっくいーーー!



デビルマンにあこがれればズボンのベルトをひゅるっ!と抜いて振り回してみたりしていたマツリ子、
だからこっそり漫画の真似をしたのが猫背の始まり。

大石昌良さんみたいな すっくとした立ち姿が素敵だな 
と思って姿勢を気にしていた昨今だが、
石崎ひゅーいの動画を見た時に

あっ!


って思い出した。
私があこがれたのはコレだった!!
と。


あこがれ。

というか、中学生の頃に「羨ましい」と思ったことがある。
超マイペースなんで『羨ましい』とは無縁で生きてきた感があるが、
あの頃たしかに私は羨ましいと思った、
まさかの

姉を。


同じ私立校に通っていた。
私が中学生の頃、姉は高校生。

中2くらいになると思春期真っ只中で、『相談』という行為がクラスのあちこちで見えた。
ちょっと大人の香りがする『相談』。

誰か私に相談してくれ。

ドーンと待っていたが、誰も相談してくれない。
姉はよく相談事を持ちかけられていた。

ちっ。

あんな煮えたんだか煮えねえんだか分からない、ただウンウン頷いてるだけの、いや頷いてるだけで絶対理解出来てないかんね?
分かんないからウンウン言ってんだぜ?

私に話してみなさいな、

ほい、これ! ほい、あれ!

光の速さで最善の答えを出そうじゃないか 

しかし現実は、
私の相談窓口に並ぶ人間は皆無。


相談というのが、
答えを求めているのではなく、ただ話を聞いてもらいたいだけ。
そう知るのは何年も後のこと。
下手したら、
いや下手しなくても10年以上後だわ。

その間ずっと考えていた。
どうしたら『相談』してもらえるか。
『相談』してもらえる人間になれるか。

(それだけを考えて生きてた訳じゃないけど)



だから今、
マツリカンのお話を聞くのがとても嬉しい。

「そんなの相手にしてないで閉店時間になったら閉めなさいよ、友達じゃないんだから 

ってキーキー言ったお姉さんもいるのだが、
いやいや、ちがうの。
お話を聞かせてくれるのが私は嬉しいの。



猫背も『相談』も、
あこがれは手にしてきた。当たり前のように。
だから
「○○、いーなー」
って聞くと、
「じゃあ○○になりなよ」
嫌味じゃなく普通に言う。

いーなーって思うなら、そこ目指せばいい。
いーなーって思う人間になれたら自分が大好きになるよ。
それがたとえ『猫背』でも、自分が自分を好きなら世界は平和。



Matulikomatulika33 at 20:29│